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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0722-4 C3395
ぶっそくせっきぶっそくせきかひかけんきゅう
研究叢書450 佛足石記佛足跡歌碑歌研究
定価(税込): ¥16,500
表紙 著作者よみ ひろおか よしたか 
著者名 廣岡義隆 著 著書検索
発売日 2015年01月25日
ジャンル 散文 - 上代
判型A5/757頁

佛足石記文および佛足跡歌碑歌は、これまで誤解され続けて来た。
佛足石は奈良薬師寺に蔵されている国宝であり、記文はその周り四面に六四〇字が刻まれている。天武天皇の孫にあたる智努王が亡妻茨田女王の追善供養のために天平勝宝五年(七五三)に造立したことがこの記文によって判明している。ただし、正面三八一字の銘文の大半は本邦で作られた文ではない。こうした正確な読みを提示している本である。
佛足跡歌碑(国宝)の歌は、佛足石記文以上に誤解され続けて来た。大きな誤解は歌謡としての理解である。また佛足石との関係をどう理解するのが良いのかという問題がある。第六句の位置付けの問題がある。
著者は、撮影した原碑画像をもとに、現在示し得る最上の本文とその解釈を本書で提示している。今後の佛足石記文と歌碑歌の研究は、本書からスタートすることになる。
文学・語学・史学・佛教学・美術史学などと広く深く関連を有する基本書としてある。

目次
はじめに
凡例
第一章 注釈篇
第一節 佛足石記文注釈
  佛足石記文 本文・訓読・現代語訳・注解
佛足石記文・用字形確認図    
第二節 佛足跡歌碑歌注釈
  佛足跡歌碑歌 本文・よみ・現代語訳・注解

第二章 論考篇一
第一節 佛足石記文について
一 はじめに―佛足石について― 二 薬師寺蔵の佛足石について 三 佛足石の造立について 四 佛足石各面の概要について 五 おわりに
第二節 佛足石記文の撰述態度について――『佚西域傳』考――
一 はじめに 二 具体的な本文比照―「西域傳」その一― 三 具体的な本文比照―「西域傳」その二― 四 具体的な本文比照―「観佛三昧經」その一― 五 具体的な本文比照―「観佛三昧經」その二― 六 撰文における字数整序について 七おわりに 付 四本の本文比照
第三節 佛足跡歌碑歌について
一 はじめに―佛足跡歌碑歌(佛足跡歌)という呼称について― 二 佛足跡歌碑について 三 本文認定上の問題 四 佛足跡歌碑歌は歌謡ではない 五 なぜ佛足跡歌体なのか 六 佛足石との関係及びその作者 七 おわりに―言いのこしたこと・漢語表現―
第四節 佛足跡歌碑歌の用字
一 仮名用字の概観 二 上代特殊仮名遣いにおける異例 三 仮名用法・用語からみた佛足跡歌碑歌の作者について 四 おわりに 
第五節 『涅槃經』寸考
一 はじめに 二 『涅槃經』のテキスト―『大日本古文書』から― 三 『涅槃経』の普及の様について 四 おわりに
第六節 佛足跡歌体について
一 はじめに―従来の見解― 二 佛足跡歌碑歌の形態・意義上の分類 三 分類からの考察 四 佛足跡歌体の他歌 五 佛足跡歌体の淵源 六 おわりに
第七節 「ますらを」と「もろもろ」――佛足跡歌碑歌の位相――
一 はじめに 二 佛教教義の位相―「ますらを」の語から― 三 集団意識の位相―「もろもろ」の語から― 四 おわりに
第八節 文室真人智努の生涯
一 はじめに 二 誕生より二十代半ばまで 三 皇親官吏として 四 智努と佛教 五 臣籍降下について 六 佛足石の造立 七 台閣に列して 八 その出家 九 淨三の致仕 十 晩年の騒動 十一 淨三菩薩傳から 十二 おわりに
第九節 文室真人智努資料年譜

第三章 論考篇二
第一節 語句分離方式の成立
一 はじめに 二 佛足跡歌碑歌における事例 三 萬葉歌における事例 四 『萬葉集』中における参考事例 五 語句分離方式の淵源 六 おわりに
第二節 文室真人智努の萬葉歌とその歌群――新嘗會応詔歌群考――
一 はじめに 二 六名の詠作者 三 六首の歌について 四 その左注から 五 おわりに
第三節 大伴家持作品に見られる佛足跡歌体――大伴家持作の進取性――
一 はじめに―作家論と作品論― 二 大伴家持収蔵庫 三 家持の歌学び 四  歌体上の歌学び 五 『萬葉集』に見られる佛足跡歌体―家持の佛足跡歌― 六 風俗(くにぶり)の歌からの歌学び―家持の旋頭歌と佛足跡歌― 七 巻第十六の編纂について 八 おわりに
第四節 懸車寸考 
第五節 出家関政寸考 
第六節 『萬葉集』の「夕岫」寸考

関係論文論著資料等目録
初出一覧
おわりに
索引
 本文一字索引(佛足石記)
 本文一字索引(佛足跡歌碑歌)
 本文要語索引(佛足石記)
 本文要語索引(佛足跡歌碑歌)
 事項索引

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