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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0737-8 C3381
ごげんじょしょまつながていとくわくげほんぶんとけんきゅう
研究叢書457 語源辞書 松永貞徳『和句解』本文と研究
定価(税込): ¥11,880
表紙 著作者よみ どいふみと 
著者名 土居文人 著 著書検索
発売日 2015年02月25日
ジャンル 語彙・意味
判型A5/329頁

寛文二年(1662)、日本で最初に出版された語源辞書、松永貞徳著『和句解』の初の影印・翻刻。併せて注釈・研究・索引を収める。
『和句解』に収録された約1500語の和語の語源説は、近世初期の一七世紀初頭の言葉と生活を知るための資料となる。また『和句解』の見出し語は、元和・寛永期(1615―44)に刊行されて流行した国語辞書である『二体節用集』のグループに属する節用集から抜き出されており、近世初期刊行の易林本系節用集研究に寄与する資料となる。
注釈編には、大永七年(1527)成立の清原宣賢『日本書紀抄』に記された吉田神道の語源説など、『和句解』の語源説を文化史上に位置づけるための関連知識を記載した。
「文化の総合性と啓蒙性」を基本的性格とする寛永文化の一産物としての、また、貞門俳諧の中心人物である松永貞徳の洒落を学ぶ本としての『和句解』を、各分野の研究に役立てて頂くことを願う。

目次
序文

本文編
 『和句解』見出し語索引
 『和句解』影印・翻刻
  凡例
  巻一(序・い〜わ)
  巻二(か〜つ)
  巻三(ね〜や)
  巻四(ま〜あ)
  巻五(さ〜し)
  巻六(ひ〜す)

注釈編
 『和句解』語源説援用知識注釈

研究編
 一 序説
 二 テキストについて
   二・一 諸本・書誌・本文の誤記・書名
    二・一・一 諸本
    二・一・二 書誌
    二・一・三 本文の誤記
     二・一・四 書名の読み
   二・二 構成
   二・三 著者・執筆動機・成立時期
    二・三・一 著者
    二・三・二 執筆動機
    二・三・三 執筆・成立時期
 三 見出し語について
   三・一 横本『二体節用集』の配列の反映(一)―「に」部の語彙と配列による比較―
   三・二 横本『二体節用集』の配列の反映(二)―指標語の指摘―
   三・三 依拠資料となった節用集に関する仮説
 四 語源説について
   四・一 語源説に援用された知識について―清原宣賢〈後抄本〉『日本書紀抄』の影響―
   四・二 語源解釈法について
    四・二・一 相通説・略音
    四・二・二 付字
    四・二・三 神語
    四・二・四 その他の用語・語源解釈法
   四・三 『和句解』語源説と近世の語源研究
    四・三・一 近世語源研究の基礎資料としての『日本釈名』『東雅』
    四・三・二 『和句解』の『日本釈名』への影響
    四・三・三 『和句解』語源説の通説化
 五 結論
 〔資料〕中世・近世の語源説掲載主要文献一覧

索引編
 凡例
 1 本文語句索引
 2 引用語句(和歌・漢詩文)索引

著者略歴
1967年 兵庫県姫路市に生まれる。
1995年 京都大学大学院文学研究科国語学国文学専攻修士課程修了。
現在 神戸市立工業高等専門学校教授。
主要業績 「尾張藩の大名教訓小説―写本小説「三木章」に関する一考察―」(『国語国文』第72巻2号、京都大学文学部国語学国文学研究室、2003年2月)、『日本語の語源を学ぶ人のために』(共同執筆)(世界思想社、2006年)、「貞徳『和句解』成立考―横本『二体節用集』及び中世の和学との関係―」(『国語国文』第81巻第12号、京都大学文学部国語学国文学研究室、2012年12月)など。

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