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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0743-9 C3395
しゅういわかしゅうろんこう
研究叢書458 拾遺和歌集論攷
定価(税込): ¥11,000
表紙 著作者よみ なかしゅうこ 
著者名 中周子 著 著書検索
発売日 2015年03月20日
ジャンル 韻文(和歌、短歌、俳句など)
判型A5/299頁

『拾遺集』は王朝文化の最盛期である一条朝に成立した。定家により『古今集』『後撰集』とともに三代集と一括され勅撰集として扱われている。しかし、今上ではなく先帝の花山院が、公任撰『拾遺抄』を倍増して親撰した集である。成立直後から長らく『拾遺抄』に比して杜撰・雑多であると軽視されてきた。現代でも花山院の私撰集的な性格が強いと見られている。
本書は、花山院は何のために聖帝の証であった勅撰集の編纂を敢行したのか、伝承歌を含む人麿歌を百余首も採歌したのは何故か、という『拾遺集』の本質に迫る問題を考察した。また、『拾遺集』が『拾遺抄』をいかに継承し、いかに改変したかという再編纂の方針と方法を探り、『拾遺集』の表現の特色を考察し、『後拾遺集』および藤原定家における影響と享受の具体相を解明した。

目次
緒 言 
序 章 花山院と『拾遺集』 
第一章 『拾遺抄』から『拾遺集』へ 
   第一節 基盤としての『拾遺抄』―歌合歌を中心に― 
   第二節 『拾遺集』恋部の再構成―贈答歌とその詞書の役割― 
   第三節 『拾遺集』における貫之歌の増補 
   第四節 『拾遺抄』人麿歌の再編集 
   第五節 『拾遺集』における貫之と人麿 
第二章 『拾遺集』の表現と歌風形成
   第一節 歌合歌とその表現―「天徳内裏歌合」を中心に― 
   第二節 貫之歌風の継承と展開 
   第三節 初出歌人の詠風 
   第四節 物名歌とその表現 
第三章 『拾遺集』の影響と享受
   第一節 『後拾遺集』仮名序と『拾遺集』 
   第二節 『後拾遺集』と『拾遺抄』および『拾遺集』―四季歌の比較分析を中心に― 
   第三節 『後拾遺集』と『拾遺集』の編纂方法―共通する歌人詠の比較を中心に― 
   第四節 藤原定家の『拾遺集』享受 
終 章 『拾遺集』研究史と課題 
あとがき

著者略歴
昭和五三年 大阪女子大学大学院修士課程修了
平成二〇年 大阪府立大学大学院博士課程後期課程修了
現 在   大阪樟蔭女子大学学芸学部国文学科教授
著書(共著)
『和歌文学大系 紫式部集 藤三位集』(明治書院、平成一二年)
『八雲御抄の研究 枝葉部・言語部』(和泉書院、平成四年)
『八雲御抄の研究 正義部・作法部』(和泉書院、平成一三年)
『八雲御抄の研究 名所部・用意部』(和泉書院、平成二五年)

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