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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0739-2 C1395
へいあんぶんがくのほんもんはうごく
和泉選書178 平安文学の本文は動く - 写本の書誌学序説
定価(税込): ¥2,530
表紙 著作者よみ かたぎりよういち 
著者名 片桐洋一 著 著書検索
発売日 2015年06月12日
ジャンル 散文 - 中古
判型A5/176頁

現在のような印刷がない時代にも、本は作られていた。書き写され、読まれ、楽しみ続けられて来たのである。
現在に比べれば、不便なことである。しかし、印刷がなかった時代であるゆえの「本作りのおもしろさ」「本の成り立ちのおもしろさ」「本に向い合う人々の楽しさ」もまた格別だったのではないか。そのような本をめぐる楽しさを本書によって十分に満喫していただければ幸いである。


☆日本図書館協会選定図書☆

目次
I享受本文の生成
 一、我々は藤原定家校訂本を読んでいる
 二、『更級日記』の場合
 三、文学作品はオーダーメードで一点だけ作られる
 四、草稿本と清書本
 五、既発表の巻を改稿して新しい巻を作る――『うつほ 物語』の場合――
 六、後人による補筆
 七、読者の書き込みと書き込み排除
 八、享受本文の成立
 九、成立と享受の連続性
 十、成立段階の本文生成と享受段階の本文生成

II研究本文の生成――『古今和歌集』を例として――
 一、伝承から実証へ
 二、写本の中に情報を詰め込む――清輔本の方法――
 三、俊成の『古今和歌集』本文――清輔との違い――
 四、俊成本『古今和歌集』の諸相

III藤原定家の古典書写
 一、藤原定家の『古今和歌集』書写
 二、嘉禄二年本『古今和歌集』の擦り消し訂正
 三、初期の定家本『古今和歌集』を見る――建保五年本――
 四、たくさんあった定家手沢本私家集
 五、「村雲切」から『定家本貫之集』へ
 六、伝西行筆『一条摂政御集』をめぐって

まとめ 平安時代における本文の享受と成立

著者略歴
1931年9月、大阪市に生まれる。1954年3月、京都大学文学部(国語学国文学専攻)卒業。1959年3月、同大学院博士課程単位修得。1959年10月、大阪女子大学助教授。1974年、同教授。1987年、同学長に就任。1991年5月、同満期退職。1991年10月、関西大学教授、2002年3月、同退職。現在大阪女子大学名誉教授。2011年11月、文化功労者として顕彰される。
●主な著書に『伊勢物語の研究〔研究篇〕』『伊勢物語の研究〔資料篇〕』『伊勢物語の新研究』(いずれも明治書院)、『拾遺和歌集の研究〔校本篇・伝本研究篇〕『拾遺和歌集の研究〔索引篇〕』『拾遺抄―校本と研究―』(いずれも大学堂書店)、『中世古今集注釈書解題一〜六』(赤尾照文堂)『日本の作家5 在原業平・小野小町』『日本の作家7 伊勢』(いずれも新典社)、『小野小町追跡』『歌枕歌ことば辞典 増訂版』『古今和歌集以後』『源氏物語以前』(いずれも笠間書院)、『新日本古典文学大系後撰和歌集』(岩波書店)、『古今和歌集全評釈 上・中・下』(講談社)、『伊勢物語全読解』随想集『もとのねざし』『平安文学五十年』(いずれも和泉書院)などがある。

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