■日本文学・日本語学・日本史学と上方文化本の図書出版

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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0831-3 C1395
せっきょう
神戸女子大学古典芸能研究センター叢書3 説経 - 人は神仏に何を託そうとするのか
定価(税込): ¥4,860
表紙 著作者よみ こうべじょしだいがくこてんげいのうけんきゅうせんたー 
著者名 神戸女子大学古典芸能研究センター 編 著書検索
発売日 2017年03月30日
ジャンル 散文 - 中世
判型A5/384頁

説経は闇夜を行くが如き境涯に於いても、やがて一筋の光明が差し込むことを教え説く物語である。涙の裡に、栄華は循環する、その教えを「救い救われる」物語にして日本人の心を虜としてきた。神仏は人間に命の更新さえ求めるが、信ずれば、やがて境涯は循環する。その揺るぎない宗教的主張や教義に支えられた哀話として、特有の口吻と共に街道筋を運ばれた。「さんせう太夫」「をぐり」「かるかや」などである。本書は、その説経の魅力を主に生成論の立場から解きほぐす。国文学、歴史学、民俗学、宗教学など多方面から、内外の最高の知見を結集して、ともすれば幻想論に陥りがちな従前研究を排し、その水準を別次元へと大きく押し上げた画期的な書である、ドイツのフォーレッチ本の紹介なども含め、研究史に永く刻印されるであろう。

目次
口絵 『せつきやうおくり』/『さんせう太夫物語』

序論 語り物としての説経―栄華循環の神仏利生譚―  阪口弘之

第1章 説経の成立
 1節 説教から説経へ─西大寺流律僧の説話世界を軸に─ 
小林直樹
 2節 『直談因縁集』所収説話と説経  小林健二
 3節 慶長六年の「操説経興行」と慶長三年の遺跡出土かしらをめぐって  加納克己
 4節 絵画化された説経―絵巻・奈良絵本のさまざま―  川崎剛志

第2章 説経作品の諸相―道を行く物語
 1節 「かるかや」の物語―「高野巻」と四国の弘法大師伝承との関係  武田和昭
 2節 「さんせう太夫」の物語―膚の守の地蔵菩薩と系図の巻物―  井上勝志
 3節 「をぐり」の物語―十王由来譚―  川端咲子
 4節 説経正本「松浦長者」の成立  阪口弘之

第3章 説経の周縁  
 1節 説教者と身分的周縁  塚田 孝
 2節 『信太妻』という語り物―狐と文殊が託したもの―  林久美子
 3節 越前大野城下の座頭と瞽女  マーレン・A・エーラス
 4節 真宗寺院における教化の諸相―「絵解」の成立―  沙加戸弘

付録(翻刻紹介)
 ドイツ・フランクフルト市立工芸美術館蔵フォーレッチ・コレションの奈良絵本群について  ベルント・イォハン・イェッセ
 1 フォーレッチ本「さよひめ」  カティア・トリプレット
 2 『しゆつせ物語』解題・翻刻  粂汐里

結語  川森博司

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