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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0899-3 C3381
てんかんするにほんごぶんぽう
研究叢書508 転換する日本語文法
定価(税込): ¥8,640
表紙 著作者よみ よしだながひろ 
著者名 吉田永弘 著 著書検索
発売日 2019年02月20日
ジャンル 文法
判型A5/336頁

本書は、おもに中世に起きた文法変化に着目して、変化が起きた時期と過程を実証的に示し、その変化が起きた理由を解明することを目的とする。第I部【古代語文法の変容】では、「む」の文中用法の衰退、仮定形の成立、可能の「る・らる」の変化が、軌を一にした変化であることを示す。第II部【条件表現】では、原因理由を表す「ほどに」「によって」、目的を表す「ために」、逆接仮定を表す「とも」「ても」の歴史を描く。第III部【可能表現】と第IV部【尊敬表現】では、可能・尊敬の「る・らる」の歴史を観察し、新たな捉え方を提案する。第V部【断定表現】では、「にてあり」の断定表現化と、「にてあり」「たり」の相補的関係について述べる。

目次
本書のはじめに

I 古代語文法の変容
 第1章 転換期としての中世

II 条件表現
 第2章「ほどに」小史―原因理由を表す用法の成立―
 第3章「によって」の接続助詞化―因果性接続助詞の消長―
 第4章「ために」構文の変遷―「む」の時代から無標の時代へ―
 第5章「とも」から「ても」へ
 第6章「たとひ」構文の変遷

III 可能表現
 第7章「る・らる」における肯定可能の展開
 第8章「る・らる」における否定可能の展開

IV 尊敬表現
 第9章「る・らる」における尊敬用法の分類
 第10章 いわゆる「一般尊敬」の拡張
 第11章 いわゆる「公尊敬」について
 第12章 尊敬用法の「る・らる」の位置づけ
 第13章「主催」から「尊敬」へ―「仰せらる」と「くださる」―

V 断定表現
 第14章 断定表現「にてあり」の成立―前接名詞に注目して―
 第15章 体言承接の「たり」の位置づけ
 第16章 今昔物語集の「にてあり」と「たり」

使用テキスト
参考文献
本書のおわりに
索引(人名・事項)

著者略歴
1972年生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(文学)。現在、国学院大学文学部教授。

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