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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0950-1 C3395
いよはいじん くりたちょどうぜんしゅう
研究叢書521 伊予俳人 栗田樗堂全集
定価(税込): ¥18,150
表紙 著作者よみ まついしのぶ/てらしまとおる/はっとりなおこ/ふくだやすのり 
著者名 松井忍/寺島徹/服部直子/福田安典 編著 著書検索
発売日 2020年02月25日
ジャンル 韻文 - 近世
判型A5/736頁

伊予松山の豪商栗田樗堂は、加藤暁台を師として芭蕉の俳諧世界の継承に努めた。本書には、樗堂の遺した二四〇〇句の発句、二一四巻の連句をはじめ、文章・書簡・編纂俳書・追善集など、樗堂に関わるすべての作品を網羅した。そこからは、士朗、一茶、成美ら各地の俳人との交流、松山、御手洗の俳人との互いに学び合う交流の実相が見えて来る。芭蕉の幻住庵に倣って営んだ庚申庵は煎茶の庵でもあり、樗堂はここに名利を離れた生き方を求める。晩年は御手洗島に移り住み、旅人として客死する。ここには、芭蕉を思慕し続けた地方俳人の豊かな俳諧世界が広が
っている。地方俳諧に光が当てられ、近世俳諧から近代俳句へつながる研究が進められることを願ってやまない。

目次
樗堂全集の上梓を慶ぶ  田中道雄

凡例

I  発句篇

II  連句篇

III 俳文篇
 1 庚申庵記
 2 筆花集

IV 関係俳書篇
 1 つましるし
 2 石耕集
 3 萍窓集
 4 息陰叟百句解
 5 樗堂随筆

V 追善篇
 1 都々鳥集
 2 蟻の道
 3 つき夜さうし
 4 西木集

VI 書簡篇
 樗堂書簡
 樗堂宛来簡ほか
 軸・短冊等

年譜・解説
 栗田樗堂年譜
 解  説 
  一 生涯と俳諧活動       
   1 生い立ちと教養 
   2 美濃派俳人として 
   3 暁台への師事と『つましるし』  
   4 京再訪と改号
   5 一茶との出会い
   6 庚申庵に求めた世界
   7 町方大年寄引退と御手洗滞在
   8 隠棲と旅人として
   9 芭蕉思慕と旅人としての最期  

  二 交友・影響 
   1 樗堂と尾張俳壇の交流
   2 上方俳人と栗田樗堂
   3 一茶との交流          
   4 松山の俳人たち
   5 御手洗の俳人たち
   6 蟾居と子規へ       

  三 栗田樗堂の煎茶
   1 庚申庵
   2 樗堂と上方文人―木村蒹葭堂―
   3 蒹葭堂・樗堂の共通の友―七五三長斎―

主要参考文献
発句索引(発句篇・連句篇)・人名索引
あとがき
出典俳書一覧(年次順)

著者略歴
松井 忍(まつい しのぶ)
広島大学大学院文学研究科博士課程前期修了。NPO法人GCM庚申庵倶楽部理事長。松山東雲女子大学名誉教授。
著書:『愛媛県史 文学』(共著)、『栗田樗堂その人と作品 今日ありて』(共著)ほか。

寺島徹(てらしま とおる)
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。博士(文学)
金城学院大学教授。
論文: 「加藤暁台と半歌仙合の試み―晩年における下伊那・阿島俳壇への批点をめぐって」(『連歌俳諧研究』135号、2018年)ほか。

服部 直子(はっとり なおこ)
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。愛知県立大学非常勤講師。
著書:『尾張俳壇攷―近世前期俳諧史の一側面―』(単著)、『新修名古屋市史 近世前期』(共著)『愛知県史 資料編』(共著)ほか。

福田安典(ふくだやすのり)
大阪大学大学院文学研究科後期課程単位取得退学。博士(文学・大阪大学)。日本女子大学文学部教授。
著書:『驚きのえひめ古典史』(単著)、『庚申庵へのいざない』(共著)ほか。

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