■日本文学・日本語学・日本史学と上方文化本の図書出版

<{$block.lang_prev_month}>2017年 5月<{$block.lang_next_month}>
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

書籍検索

作品詳細

ISBN:978-4-7576-0582-4 C1095
むらかみはるきとしょうせつのげんざい
村上春樹と小説の現在
定価(税込): ¥2,592
表紙 著作者よみ にほんきんだいぶんがくかいかんさいしぶ 
著者名 日本近代文学会関西支部 編 著書検索
発売日 2011年03月25日
ジャンル 散文 - 近代・現代
判型A5/239頁

村上春樹から〈小説の現在〉の在処を探る。―いま、村上春樹ほど「小説」を書くことに意識的な作家はいない。『1Q84』ブームに見られるような、社会現象化した春樹の仕事を、「記憶」「拠点」「レスポンシビリティ」の観点から顕わにする。デタッチメントからコミットメントへ、「記憶」と「歴史」が接合されるとき、春樹テクストはそこにどう向き合うのか? 境界を超えて活躍する春樹は、グローバリズムに対してどのようなポジションを取り、どこを「拠点」とするのか? 応答責任を負うべき春樹の読者とは、「誰」なのか? 「大きな物語」が衰退し「小さな物語」の乱立する現在、〈小説〉の可能性はあるのか? シンポジウムでは読者の欲望と村上春樹の「正しさ」について、4人のパネリストが縦横に語る。13人の論考がそれらの議論に応答する。現在における村上春樹の位置と政治性を問い、「文学」の果たすべき役割を明らかにする。巻末に村上春樹出版年譜を付載。

☆日本図書館協会選定図書☆

目次
 まえがき
第I部 シンポジウム「村上春樹と小説の現在―記憶・拠点・レスポンシビリティ」 
 報告(1) ポストモダン・ローカリティ―村上春樹の「開かれた焦点」とその主題化― 高木彬
 報告(2) 村上春樹は世界文学か日本文学か―近代化過程と文学の表現をめぐって― 中川成美
 報告(3) 「正しさ」の村上春樹論的転回 石原千秋
 報告(4) ピンポンと弑逆。 小説について考えるときに読者が考えること 千野帽子
 全体討議 (パネリスト)高木彬・中川成美・石原千秋・千野帽子 (司会)飯田祐子・黒田大河

第II部 村上春樹から〈小説の現在〉を考える 
 村上春樹とポピュリズム、その不確かな壁 清水良典
 村上春樹と〈小説の現在〉―やがて〈過去〉に繰り込まれる〈現在〉を悼んで― 金子明雄
 村上春樹の「王殺し」 佐藤秀明
 記憶の物語/時間のレトリック―村上春樹の1Q80年代― 日高佳紀
 「羊男」の描写と「歴史」の現前について―『羊をめぐる冒険』と海外小説・映画の関係から― 青木亮人
 変容するテクスト/変容する書き手―『回転木馬のデッド・ヒート』をめぐって― 安田孝
 村上春樹「沈黙」論―学校(システム)と個人をめぐる「小説の現在」― 木村功
 告白する彼女たち―『ノルウェイの森』の中で― 趙柱喜
 エロティックな通俗小説から格調の高いベストセラーへ―中国大陸における「村上春樹」というブランドの生成過程― 孫軍悦
 『海辺のカフカ』と九・一一以後の想像力 深津謙一郎
 メタフィクションとしての『1Q84』―ねじれた「記憶」と「物語」― 黒田大河
 牛河という「子供」―『1Q84』のもう一つの物語― 飯田祐子
 『1Q84』論―村上春樹のゆくえ― 平野芳信

 村上春樹現象とは―読者は何を求めて読むのか(あとがきにかえて) 日本近代文学会関西支部長 明里千章
 村上春樹出版年譜 作成 明里千章

トップページに戻る
個人情報について | 著作権について | サイトマップ | お問い合わせCOPYRIGHT (C) 2009 @Izumi Shoin. ALL RIGHTS RESERVED.