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作品詳細

ISBN:978-4-7576-0675-3 C3381
けいしきごけんきゅうろんしゅう
研究叢書440 形式語研究論集
定価(税込): ¥13,200
表紙 著作者よみ ふじたやすゆき 
著者名 藤田保幸 編 著書検索
発売日 2013年10月10日
ジャンル 文法
判型A5/383頁

実質的な意味を表す語が単独もしくは複合した形で実質的意味を希薄にし、文法的な意味・機能を担う形式に転成する現象は、「文法化」などという用語でもしばしば問題にされ、現代の日本語文法研究においても注目されるところであって、今後とも更に考察が深められるべき研究テーマである。本書は、そうした転成形式を一括して「形式語」と呼び、それらを対象とする最新の研究成果を集成したもので、この方面の研究に実績のある研究者17名の書き下ろし論文を集めた論文集である。内容は、個別の複合辞や形式名詞などの「形式語」の記述的な研究をはじめとして、コーパス言語学の手法に拠る研究や方言文法・対照言語学の領域における研究、更には、「形式語」研究にかかわるいくつかの重要な関連テーマを取り上げた論稿など多岐にわたり、冒頭には「形式語」研究の方法論を展望する総論的な論文を掲げる。今後のこの方面の研究の基本文献の一つとなる一書である。

目次
はじめに
形式語研究の方法論―定性的研究と定量的研究― 山崎 誠
複合格助詞関連形式での丁寧形/普通形の対応関係―コーパスに基づいた研究― 服部 匡
コーパスを活用した類義語分析―複合辞「ニツレテ」と「ニシタガッテ」― 砂川有里子
「代わり」の意味分析 田野村忠温
複合助詞の品詞性について―名詞を構成要素とする複合助詞を例に― 杉本 武
複合辞〈ニ際シテ〉の意味および共起制限 三井正孝
複合辞「〜ものなら」について 藤田保幸
集合操作表現の文法的性質 江口 正
同一性を表す形式名詞「通り」について 森山卓郎
連体修飾構造中の形式的な「の」「こと」について 中畠孝幸
接続詞の連続使用・二重使用―複合接続詞的使用も含めて― 馬場俊臣
使役文における動作主体を表す「(人ヲ)V-テ」の後置詞性と動詞性―語彙的意味の希薄化と文法的機能の形式化― 早津恵美子
連体修飾節における基本形とタ形の対立 丹羽哲也
複合辞「という」の文法化の地域差 日高水穂
西日本方言における「と言う」「と思う」テ形の引用標識化 小西いずみ
学校国文法と形式語 山東 功
文法体系における複合格助詞と単一格助詞の位置づけ―日本語の複合格助詞「〜にとって」とそれに対応する朝鮮語の表現をめぐって― 塚本秀樹
索引(事項・人名・語句)

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