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『「ヨコ」社会の構造と意味方言性向語彙に見る』 室山敏昭著 本体3,500円 (いずみ昴そうしょ1) A5・上製 320頁 ISBN4-7576-0108-5 いずみ昴そうしょのページへ |
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『内田魯庵研究明治文学史の一側面』 木村有美子著 本体3,000円 (和泉選書127) 四六・上製 192頁 ISBN4-7576-0112-3 明治二十年代から昭和初頭にかけて、文芸批評家、翻訳家、小説家、随筆家として多彩に活躍した内田魯庵。その魯庵が独特の諷刺力を最も忌憚なく発揮したのは、明治文壇の寵児尾崎紅葉に対してであった。第一部では魯庵にとって紅葉とはどのような存在であったのかを、紅葉をめぐる文芸批評、『文学者となる法』、回想記を中心に考察。意外に共通点の多い生いたちをも踏まえながら両者の関わりを探り、魯庵の、批判の対象としてばかりではない紅葉観を示す。第二部には、文学史上、社会小説の先駆的作品として位置づけられている「くれの廿八日」についての論考三篇を収める。テキストの虚心な解釈と、前後して発表された評論「政治小説を作れよ」の分析を通して、従来の社会小説とする捉え方に異議を呈している。また、魯庵と親交の厚かった二葉亭四迷の『浮雲』『其面影』との関連についても言及し、「くれの廿八日」の多角的な把握と評価とを試みている。 〔内容目次〕T 魯庵と紅葉 紅葉作品評に見る魯庵の文学意識(紅葉作品評の実際/魯庵の紅葉作品評の特色及び評価の基準)/魯庵にとっての紅葉(紅葉作品評―その特殊性と背景―/『文学者となる法』/『思ひ出す人々』) U 「くれの廿八日」考 本文の読解を中心に(人物描写/作品構成/文章表現)/政治小説との関連について―「政治小説を作れよ」の解釈をめぐって―(現在に於ける「政治小説を作れよ」の把握/「政治小説を作れよ」に於ける魯庵の意図/「政治小説を作れよ」と『文学者となる法』との比較/魯庵に於ける「社会と文学」)/『浮雲』『其面影』との関連について(魯庵と二葉亭との交流/『浮雲』と「くれの廿八日」/「くれの廿八日」と『其面影』/魯庵と二葉亭の宗教観の相違 |
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『新版連句への招待』 乾裕幸・白石悌三著 本体1,500円 (IZUMI BOOKS 5) 四六・並製 256頁 ISBN4-7576-0116-6 連句の定義・性格から、その歴史、書式とくに歌仙式、規則・題材・方法、興行の形態・方法、連歌・貞門・談林・蕉風の作品鑑賞に至るまで、はばひろく、平易に、親切に説きあかした入門書。連句を学ぶ学生と愛好家に推奨する。 〔内容目次〕第一章 連句という文芸 連句の定義/連句の性格 第二章 連句の歴史 連句の源流/連歌詩への道/俳諧詩の展開/連句の解体 第三章 連句の構図 連句の書式/歌仙式 連句の式目 連句の規則/連句の題材 第五章 連句の方法 付合の種々相/三句放れの方法 第六章 連句の興行 広義の座と狭義の座/連句の興行 第七章 連句の鑑賞 『水無瀬三吟』抄/『守武千句』抄/『紅梅千句』抄/『天満千句』抄/『冬の日』抄/『猿蓑』抄/『炭俵』抄 連句用語索引 |
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『日本語の伝統と現代』 『日本語の伝統と現代』刊行会編 本体10,000円 (単行本)A5・上製函入 420頁 ISBN4-7576-0111-5 二十一世紀の「国際化」社会を迎えて、世界の中における日本の在り方がいっそう問われる。しかるに、日本の言語の呼称が、便宜的な形で「国語」・「日本語」と使い分けられ、しかし学術上の概念規定も、なされていない。 本書は、「国語」と「日本語」の分水嶺について、国文学・国語学・日本語学・言語学・哲学・歴史学・宗教学などの視点から、多角的に論じた論文集である。 〔内容目次〕T 『玉葉和歌集』の撰集と『萬代和歌集』との関係 濱口博章/『続日本紀』童謡と「識者以為」の表現 宮岡薫/『万葉集』の表記と初期木簡―柿本人麻呂歌集の筆録をめぐって― 小谷博泰/和泉式部の和歌 青木真知子/『古今集』の歌「天の川紅葉を橋にわたせばや」をめぐって 岩井宏子/「宮人」考―和舞から宮廷御神楽へ― 米山敬子/源氏物語の歴史性について―天武天皇・額田王像の投影― 新間一美/『平家物語』における童子考 源義春/佐多稲子「たけくらべ」論資料について 北川秋雄 U 上代語「加行延言」又は「久語法」の本質 CP義三郎則府/「博勞」という語について 丸田博之/関西方言における「のだ・のです」に該当する表現をめぐって 木川行央/談話における「けっこう」について 蓮沼昭子/言語教育としての日本語教育と国語教育 山崎恵/身体と認識―イトバヤット語の場合― 山田幸宏 V 心の環境問題から見た『枕草子』 高阪薫/『歎異抄』の宿業観―十三条を中心に― 真継伸彦/『五行大義』にみる式占の神々 古藤友子/「生者の奢り」の時代―「一字に千理を含み……」― 神保全孝/『笑話の倫理』―グリムのメールヒェン集に於ける笑話の精神性について― 高橋健/ポスト・モダン論とわたし 平野栄久 |
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『谷崎潤一郎自己劇化の文学』 明里千章著 本体2,300円 (和泉選書128)四六・上製 295頁 ISBN4-7576-0114-X すべては文学のために! 貧困、大震災、離婚、戦争、老い……。 不幸に出遭うたび、谷崎は「たとへ神に見放されても私は私自身を信じる」と言い放ったに違いない。そしてすべてを肥料(こやし)にししていった。市井の幸福に背かれた谷崎は悪魔と手を結び、絢爛たる芸術を創造した。谷崎文学は「人生いかに生くべきか」とは一行も書かなかった。だが、すべてを犠牲にして文学に打ち込んだ谷崎潤一郎その人に人間の生きるべき姿を見出すのである。谷崎文学の面白さ、豊饒で眩い真の魅力は谷崎潤一郎という生き方に発している。 本書は、文壇登場前後の青年谷崎のほとばしる情熱、家庭の絆に絡めとられる苦悩、理想の女性創造への夢を描いた作品を取り上げ、それらを丹念に読み込むことで作品世界と作家谷崎潤一郎像の解明を試みた本格的作品論であり、作家論である。また、従来行なわれなかった新視点からの照射により、谷崎潤一郎=自己劇化の文学の魅力を改めて識らせてくれる。貴重な新資料の紹介もある。 〔内容目次〕〈運命〉との戦い―文壇登場前夜/文壇の扉をこじ開けた小説―飆風 ○ モラリストの面影―呪はれた戯曲@/劇中劇のリアリティ―呪はれた戯曲A/〈気分〉を写す―蓼喰ふ蟲 ○ 《資料紹介》削除された初稿―盲目物語@/ルーツからローマンスへ 盲目物語A/聞き書き形式の確立へ―盲目物語B/献身という隠れ蓑―春琴抄/「永遠女性」の完成―少将滋幹の母 ○ をかもとの宿は住みよし―岡本梅ノ谷の家/谷崎文学についての二、三の事柄 |
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『本文研究考証・情報・資料第四集』 伊井春樹編 本体3,500円 (定期刊行物)A5・並製 256頁 ISBN4-7576-0110-7 古典文学の基本である本文について、徹底的な考証を通じて、作品の新たな読みの可能性を探り、一つ一つの表現されたことばの背景やその広がりとその意義をたどっていく。新しいメディアとして登場した電子図書館や電子出版などをも念頭におき、本文研究との関わりを積極的に提言してゆく。 〔内容目次〕研究編 幻巻における〈河内本群〉と〈別本群〉の表現世界―和歌の前後の異文を中心として― 伊藤鉄也/保坂本源氏物語の人物造形の方法―中君への待遇表現を中心にして― 中村一夫/古注釈にみる伊勢物語四十五段の本文 木村一/シソーラスを用いた本文データベースの試み―源氏物語・鈴虫巻を例に― 大内英範/源氏物語の可視化―もののけとKT2システム― 谷口敏夫 資料編 国冬本源氏物語4(翻刻 賢木・花散里・須磨・明石) 伊藤鉄也・岡嶌偉久子 ▼既刊 本文研究 考証・情報・資料 第一集 伊井春樹編 本体3500円 本文研究 考証・情報・資料 第二集 伊井春樹編 本体3500円 本文研究 考証・情報・資料 第三集 伊井春樹編 本体3500円 |
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『論集説話と説話集』 池上洵一編 本体11,000円 (研究叢書272)A5・上製函入 448頁 ISBN4-7576-0115-8 先に『続古事談注解』を世に問うた〈神戸説話研究会〉のメンバーを中心に、編者池上洵一の謦咳に接した研究者が一堂に会し、説話・説話集研究の現状への問い直しを試みた意欲的論集。旧来の〈文学研究〉の枠組みからは自由な立場で執筆された諸篇は、執筆者各自の問題意識を反映し、多彩な方法論を内包しつつ展開され、研究史上看過できない新見を多く提示する。論述対象は、古代から江戸期にまで拡がり、論述内容も歴史学・宗教・美術・音楽等の周辺諸分野と交流しつつバラエティに富み、日韓文献説話の比較考察の試みにまで及んでいる。なお本書は、二〇〇〇年三月に神戸大学を退官した編者の、長年に及ぶ教育・研究活動を記念する〈退官記念論集〉として企画・編集された。 〔内容目次〕霊異記下巻第三十九縁とその聖君問答 寺川真知夫/百石讃歎と『三宝絵』 横田隆志/本朝法華験記の説話と表現 森正人/「一条朝の四納言」をめぐって 松本昭彦/神楽歌「朝倉」の起源説話再考―その生成と伝承の展開とについて― 福島尚/後三条天皇と犬狩―『中外抄』『古事談』を読む― 池上洵一/惟成説話とその周辺―『古事談』巻第二「臣節」篇への一考察― 田中宗博/『続古事談』と『古事談』―岩清水八幡宮余話― 生井真理子/『続古事談』長兼編者説再論―任子説話の位置のことなど― 木下資一/『発心集』『閑居友』から『撰集抄』へ 山本一/宮内庁書陵部蔵『陵王荒序』考―『教訓抄』との関連について― 中原香苗/『十訓抄』に於ける白河天皇 内田澪子/春日霊験伝承をめぐる縉紳と緇侶―九条兼実と菩提山僧正信円など― 近本謙介/続・権者へのまなざし―『三国伝記』と中世太子伝― 小林直樹/阿弥陀魚説話の流れ―中古から近世へ― 梅谷繁樹/高師直考―『太平記』を中心に― 谷垣伊太雄/『太平記』高師秋像をめぐって 奥智鶴/『近江県物語』への視座 山本和明/板花検校説話の成立と展開 田中康二/韓・日文献説話の比較考察 文明載 ▼既刊(重版出来!) 続古事談注解 神戸説話研究会編 研究叢書150 本体30,000円 ISBN4-87088-666-9 |