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『太宰治研究15』 [作品論] 去勢された唖(わら)い―太宰治「メリイクリスマス」論 石川 巧/「ヴィヨンの妻」の周辺 柏木隆雄/「父」論 坂根俊英/太宰治「女神」小論―帝国の亡霊は消滅したか 菅 聡子/「朝」 感応的(センシティブ)なテクスト 二瓶浩明/「犯人」の言葉 斎藤理生/二重の「女装」―「饗応夫人」論 飯田祐子/太宰治「酒の追憶」論―その演戯性について― 遠藤伸治 「富嶽百景」論 安藤 宏 [資料紹介] 太宰治ビブリオグラフィー 研究参考書 二〇〇二〜二〇〇四 山内祥史 [作家論] 石川淳と太宰治―「聖書」の活用から見えるもの 山口俊雄/太宰治と聖書―一九四八年― 奥野政元 [作品評釈] 「葉」評釈(二)―アイロニーとフィクション― 中村三春/「走れメロス」評釈(一) 近藤周吾 編輯後記 ●好評既刊(価格は税込) 第一輯〈特集・『晩年』〉 2625円 第二輯〈作品論特集・『断崖の錯覚』から『燈籠』まで〉 2957円 第三輯〈特輯・太宰治の思い出〉 3568円 第四輯〈作品論特輯・『I can speak』から『座興に非ず』まで〉 5250円 第五輯〈作品論特輯・『畜犬談』から『女人訓戒』まで〉 4200円 第六輯〈作品論特輯・『駈込み訴へ』から『乞食学生』まで〉 5250円 第七輯〈作品論特輯・『東京八景』から『誰』まで〉 5250円 第八輯〈作品論特輯・『十二月八日』から『作家の手帖』まで〉 5250円 第九輯〈作品論特輯・『道化の華』から『花吹雪』まで〉 5250円 第一〇輯〈作品論特輯・『最後の太閤』から『学生群』まで〉 4725円 第一一輯〈作品論特輯・『新釈諸国噺』〉 5250円 第一二輯〈作品論特輯・『散華』から『お伽草紙』まで〉 5250円 第一三輯〈作品論特輯・『パンドラの匣』から『苦悩の年鑑』まで〉 5250円 第一四輯〈作品論特輯・『チヤンス』から『トカトントン』まで〉 5250円 |
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『方言の論理 ―方言にひもとく日本語史―』 神部宏泰著 定価8,925円(本体8,500円) (研究叢書364)A5上製・253ページ・ISBN978-4-7576-0417-9 方言は、基本的には、地域の風土と生活が生んだことばである。たしかに、時と共に、生活をとりまく環境は変化してきた。その流れに従いながらも、根幹は容易に揺るがないのが方言である。いわば、方言には方言の主体性があり、伝統の生活を支えた強靭さがある。その深淵に根ざしながら、なお現前の共時世界に展開する方言の存在原理を、本書では「方言の論理」と呼ぼうとしている。 方言の論理は、また史的論理とも言うことができる。伝統の生活と共に推移する方言には、その流れに身を託した人びとの、折りおりの息づかいがよく表れている。同時に、時を生きる言語盛衰の自然法則も如実である。この方言に認められる論理は、史的論理に他ならない。いわば、この方言世界に、日本語の変遷をひもとくことは、十分に理のあることである。視点をかえれば、これこそ生きた日本語史と言うことができようか。方言の論理の討究は日本語の史的確認にもつながる。 【内容目次】 まえがき/第1章 「れる・られる」敬語の変遷 はじめに/一、伝播の時期 1.第1次波/2.第2次波/3.第3次波/二、第1次分布事象の生態と特性 1.特殊慣用形式/2.親愛語化・身内敬語化・卑語化/3.四段化傾向/4.命令形の問題/三、第2次分布事象の生態と特性 1.新来敬語としての「れる・られる」/2.命令形を持つ備前域/3.命令形を持つ越中域/4.命令形存立の問題/四、第3次分布事象の生態と特性/結び/第2章 敬語命令形の諸問題 はじめに/一、命令形の特性/二、敬語命令形の生態 1.敬語命令形の孤存 (1)熊本県下の「ナッセ(ナッシェ)」/(2)鹿児島県下・他の「ヤレ」/(3)山口県下の「サイ」(「サン」)/(4)山陽・近畿の「なはれ」/(5)山陽の「サンセ」/(6)四国瀬戸内海側・他の「マセ」/(7)瀬戸内海真鍋島方言の敬語命令形/(8)敬語命令形の新展開/2.敬語命令形の欠如/三、敬語命令形残存・孤存の理/四、補述/結び/第3章 動詞否定形の慣用 はじめに/一、動詞否定形の性格/二、動詞否定形の生態と慣用 1.九州方言に見られる慣用法 (1)ノサン/(2)シトメン・モテン・オコナエン/(3)デケン/(4)ヤッセン/(5)不可能法/2.中国方言に見られる慣用法 (1)イケン/(2)ヤレン/(3)オエン/(4)アバカン/3.近畿方言に見られる慣用法 (1)アカン/(2)イカン/4.中部方言に見られる慣用法/5.東北方言に見られる慣用法 (1)ワガンネ/(2)マイネ/三、動詞否定形の慣用化総括/結び/第4章 形容詞変遷上の旧形式と新形式 はじめに/一、「サ語尾」の形容詞/二、「イ語尾」の古形容詞/三、「カ語尾」の形容詞・形容動詞 1.「カ語尾」形容詞/2.「カ語尾」形容動詞/四、「イ語尾」の新形容詞/結び/第5章 疑問表現の特殊慣用形式 はじめに/一、特殊疑問形式と問題の所在/二、特殊疑問表現の実際 1.活用語の立つ特殊疑問形式/2.「ナラ」の立つ特殊疑問形式/三、特殊疑問形式の成立/四、現行の問いかけの「ヤ」/結び/第6章 応答表現小考 はじめに/一、感声的応答語/二、転成的応答語/結び/第7章 離別表現の一態 はじめに/一、「〜うば」形式 1.ゴザイマッシュー/2.ソンナロ・ソンナラ/3.アロ/二、「さらば・されば」形式 1.サンバ/2.アイバ/三、特殊形式 1.ソイギー/2.ソントキャー/結び/第8章 断定助動詞の消長 はじめに/一、断定助動詞の成立と分布/二、断定助動詞の活用形とその推移 1.ジャ(ヤ)←→ダッタ・ダロー/2.ジャ(チャ)←→ヤッタ・ヤロ/3.ダ←→ジャッタ・ジャロー/三、衰退断定助動詞の局限化/四、断定助動詞の文末詞化 1.「ダ」文末詞/2.「ジャ」文末詞/3.「ジャ」のかかわる文末詞/4.「ヤ」のかかわる文末詞/5.文末詞「バイ」「タイ」の成立/五、断定助動詞の応辞化/結び/第9章 接続助詞の年輪 はじめに/一、確定順接形式 1.「ケー」類について (1)「ケー」類/(2)実態/(3)出自/(4)已然形+ば/(5)順接・逆接の形式/(6)「ケー」類分布の発進地/2.「さかい」について/3.「で」について/4.「ケー」類分布領域内の異事象 (1)「カラ」類/(2)「セン」類/二、確定逆接形式 1.「けれども」について/2.「ども」について/3.「ばってん」について/結び/第10章 方言事象の衰退と転成 はじめに/一、転成の文末成分 1.「われ」系文末詞/2.「あなた」系文末詞/3.「だ」系文末詞/二、転成の間投成分 1.「それ」系間投詞/2.「これ」系間投詞/3.「あなた」系間投詞/4.「見よ」系間投詞/三、転成の感動成分 1.「さりとて」系感動詞/2.「されば」系感動詞/3.「さらば」系感動詞/4.「さらうば」系感動詞/結び/第11章 特殊発音の史的背景 はじめに/一、「テ」頭子音の口蓋化 1.「チョル」の成立/2.助詞「テ」の破擦音化/二、ザ行音のダ行音化/三、破擦音[dzu]の痕跡―推量「うず」の「ヅ」―/結び/第12章 方言に生きる古語・特色語 はじめに/一、暮れどき 1.バンゲー(晩景)/2.ユーベ・ユンベ(昨夜・夕べ)・ヨーサ(夜)/3.ケーサ(今夜)/二、消滅する 1.ミテル(なくなる・満てる)/2.ノーナル(なくなる)/三、腐る 1.スエル(腐る・饐ゆ)/2.アマル(腐る・余る)/3.クミル(変質する)/四、痛む 1.ハシル(痛む・走る)/2.ウバル(痛む・膿腫る)/3.ニガル(痛む・苦る)/4.シブル(痛む・渋る)/五、吐く 1.エズク(もどす・嘔吐く)/2.アゲル(もどす・吐く)/3.タグル(咳く・吐〈たぐ〉る)/4.ヒル(放る)/六、感覚 1.カラェー(鹹い・鹹し)・カラェー(辛い・辛し)/2.アマェー(甘い・甘し)/3.スイー(酢っぱい・酢い・酢し)/4.カイー(痒い・痒し)/(補)形容詞の形成に関する一問題/七、心情 1.チョーテー・キョーテー(恐ろしい・気疎し)/2.ハグイー・ハガイー(じれったい・歯痒し)/3.ヨダケー(おっくうだ・よだけし)/4.ケナリー(けなるい・異なり)/八、状態 1.ジリー(じるい・しるし)/2.チーケー(露っぽい・露けし)/3.ヒズラシー(まばゆい・日辛し)/4.ナリー(平らな・緩〈なる〉し)/九、醜ぎり/結び/付章 生活のことばと文化 まえがき/はじめに/一、風土と文化 1.風土とことば・風土と文化/2.沖縄の自然/3.自然と文化/4.祈りの文化/二、方言社会の形成と特性 1.方言社会の形成とその要因/2.地域社会言語としての日本語の特性/3.方言社会の内在律/三、方言と生活語 1.方言とその特性/2.生活語としての方言/3.人間存在と生活語/四、生活語の発展―生活語文化の創造へ― 1.生活語の世界/2.文化を育む精神とことば/3.ことばの生活の発展/あとがき/索引 ●好評既刊(価格は税込) 九州方言の表現論的研究 13,650円 国語方言の生成と展開 10,500円 近畿西部方言の生活語学的研究 11,550円 日本語方言の表現法 11,550円 方言研究ハンドブック 1,890円 |
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『大坂・近畿の城と町』 道と巡礼 心を旅するひとびと 品切 批評の現在 哲学・文学・演劇・音楽・美術 2,940円 異邦人の見た近代日本 2,730円 生と死の文化史 2,415円 中国四大奇書の世界 『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』『金瓶梅』を語る 2,415円 懐徳堂知識人の学問と生 生きることと知ること 2,625円 |