研究叢書515 複合助詞の研究

研究叢書515 複合助詞の研究

本書は、複合辞のうち、もっぱら複合助詞を中心に研究を進めて来た著者の複合辞研究の集成であり、複合辞研究に新段階を画する一書。

書名フリガナ フクゴウジョシノケンキュウ
著者 藤田 保幸
ジャンル 日本語学
シリーズ 研究叢書
出版年月日 2019/09/30
ISBN 9784757609181
判型・ページ数 A5・610ページ
定価 14,300円
(本体13,000円+税)
在庫 在庫あり

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本書は、複合辞のうち、もっぱら複合助詞(助詞的複合辞)を中心に研究を進めて来た著者の複合辞研究を集成するものである。第1章は総論で、複合助詞研究全般にかかわる基本事項が述べられる。第2章では、個別の複合助詞を取り上げて、その表現性が詳しく記述される。第3章には、複合辞に隣接する形式についての考察、最後の付章には、関連して名詞慣用句などに関する論を収める。特に、これまでの複合辞研究ではあまり明確でなかった、共時論的な見方に立って複合辞を考察するという立場、借り物でない、具体的な個々の複合辞のていねいな記述に立脚した著者独自の考え方が一貫されている。複合辞研究に、新たな段階を画する一書と言えよう。



■著者紹介

藤田保幸(ふじた・やすゆき)

龍谷大学文学部教授。博士(文学)。

主著『国語引用構文の研究』『引用研究史論』、共編『複合辞研究の現在』『形式語研究の現在』、編著『形式語研究論集』『言語文化の中世』(いずれも和泉書院)。

序 言
第1章 総論
はじめに/複合辞が複合辞であるための共時的条件/引用形式の複合辞への転成について/複合辞の連体形式について
第2章 各論(一)――複合助詞表現の諸相
「~ごとに」/「~拍子に」/「~として」/「~とあって」/「~にしても」/「~(よ)うと/(よ)うが」/「~ものなら」/「~となると」/「~わりに」/「~はおろか」/「~からして」/「~に至っては」/「~に限って」/「~に限らず」/「~について」「~につき」/「~に比べて」/「~に伴って」
第3章 各論(二)――複合助詞に隣接する形式の研究
「形式名詞」再考/接続助詞的に用いられる「~あげく(に)」について
付章 慣用句の研究
「折り紙をつける」という言い方をめぐって/「名詞慣用句」について
あとがき
索引(語句索引・事項索引)

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